1. 意味が理解できる

人間の脳では、一つのニューロンからの刺激を受けて興奮する、複数のニューロンの集合から「意味」が形成されている。

① JAIROは「意味ネットワーク構造」 によってこれを再現
意味ネットワーク構造
  • 人間の脳では、ある概念が全体として意味するものは、その概念に対応する形状や性質、名前など、複数の部分的意味の集合体として成立している
  •  意味ネットワーク構造では、あるニューロンの意味は、そのニューロンとつながる複数のニューロンの持つ意味の集合体として実現
2. 知らないことでも発見できる

人間の脳では、二つのニューロンが同時に興奮すると、両者をつなぐシナプス結合が強化される。
たまたま同時に興奮すると、入力側と出力側が結びつき「発見」に至る。

② JAIROは「シナプス結合強化機能」 によってこれを再現
シナプス結合強化機能

ニューロンとニューロンをつなぐ、シナプス結合の結合強度を強化する複数の仕組みを導入する。

  • シナプスの入力側と出力側がほぼ同時に興奮したら、シナプス結合を強化する
  • 入力が繰り返されると、シナプス結合を強化する
  • 結果が良かった場合にはシナプス結合を強化し、悪かった場合には弱化する
3. 多様な問題に対処できる

人間の脳には、前頭葉や前頭前野ループという構造があり、これらによって多様な問題に対応することができる。

③ JAIROは「ループ構造」と「階層的ネットワーク構造」 によってこれを再現
ループ構造
  • 複数のニューロンをループ状(環状)につなげると、あるニューロンが興奮すると、その興奮が次々に伝播し、最終的に自分自身に戻ってくる
  • ループ構造によって、ニューロンを間欠的に、繰り返し興奮させることができるようになる
階層的ネットワーク構造
  • ニューラルネットワークを階層的に組み合わせることによって、あたかもプログラムからサブルーチンを呼び出すような機能が構築でき、複雑な挙動も実現することができる